農家が求人する時のポイント

求人広告で、求職者が1番じっくり見ているポイントは、ズバリ待遇、福利厚生でしょう。
農業においても、そのポイントは変わらないことでしょう。求人広告を出したものの、全く反応がなくて困った経験がある農家もいるようです。千葉県の農家が抱えている問題点は、都市部がある程度近い距離にあるという点でしょう。ちょっと遠いけど、週2日休みがもらえて、ある程度の収入がもらえるならば、若者は都市部へ出て行ってしまいます。
それでは、具体的にどのような福利厚生を整えたら良いのかをお伝えします。まず1番大事なのは、休暇制度です。農業のイメージは休みがないという人が多いので、最低でも週1日、できることなら有給休暇も付与することが望ましいでしょう。
次に、昇給制度です。農業で昇給とかあまり馴染みがないかもしれませんが、求職者としては、将来自分がどれくらい給料をもらえるのかは重要なものさしになります。初任給はこれぐらいだが、1人で回せるようになったらいくらにする、などざっくりとでいいので、規定や役職を決めておくとわかりやすいです。
農業の場合、意外と重要なのが住まいです。住み込みとなるとかなりハードルが上がるので、近くのアパートなどを調べておいたり、通勤用の車を貸し出したりするのも良いでしょう。
他にも、社会保険やボーナス、特別休暇など求人広告で求職者の目に留まるものは出来る限り整備しておきたいところです。千葉県都市部の企業もそうですが、近隣の農家もライバルですので、他に負けない福利厚生を整えて、求人を獲得していきましょう。